徳久利/大館曲げわっぱ
酒漏れを防ぐため底板の精度を高め、また二合徳利には持ちやすいように滑り止めの取っ手がついています。軽くて優しい手触りと熱燗も入れられる断熱性です。ぐい呑みと一緒にお楽しみください。

木の香りを楽しめる塗装
樽酒と同じく木の香りが楽しめるよう内側は無塗装、外側は口紅などが付くことを考え有塗装仕上げにしています。内側の白木仕上げにより、杉の香りがお酒をまろやかにおいしくします。
熱燗に
電子レンジで1合は1分、2合は2分で簡単。
■ 大館曲げわっぱ
秋田杉を薄く削いだ板を熱湯で煮て、柔らかくしてから筒状に丸め、合わせ目を接着。山桜の皮で縫うようにして固定し底板を密着させて作ります。
日本三大美林のひとつである秋田杉は、厳しい寒さに耐えて年輪が引き締まり目が細かく育ちます。木目が細かいと伸縮が少ないため、狂いが小さく、耐久性に優れます。曲げわっぱの材料として使えるようになるのは樹齢200年から300年経ったものです。

■ 栗久
明治7年(1874年)創業の大館曲げわっぱを代表する老舗。六代目の栗盛俊二氏は「角盆」で秋田県第一号となるグッドデザイン賞を受賞、その後も多くの受賞品を生み出しています。経済産業省認定伝統工芸士、秋田の名工、現代の名工。